# 仁和寺での展覧会開幕にあわせて、能登の被災の現状と工芸再生を語るトークイベント「祈りと手仕事のゆくえ」を立命館大学で開催

> 株式会社宙と土が運営するアートプロジェクトWHYNOT.TOKYOは、2026年10月24日（土）13:00より、立命館大学 衣笠キャンパス（平井嘉一郎記念図書館 カンファレンスルーム）にて、トークイベント「祈りと手仕事のゆくえ――京都・…

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- Published: 2026-10-08T23:00:37+09:00
- Modified: 2026-10-08T23:00:37+09:00
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株式会社宙と土が運営するアートプロジェクトWHYNOT.TOKYOは、2026年10月24日（土）13:00より、立命館大学 衣笠キャンパス（平井嘉一郎記念図書館 カンファレンスルーム）にて、トークイベント「祈りと手仕事のゆくえ――京都・仁和寺へと繋ぐ、能登の文化資産と復興」を開催します。本イベントは、現代美術家・高屋永遠の個展「高みへと降下する」開催にあたって発表した先のリリースでお伝えした、開幕記念トークイベントの詳細をお知らせするものです。

本イベントは、10月25日より世界遺産・仁和寺にて開催する高屋永遠展「高みへと降下する」および奥能登特別展「もつれと循環」の開幕を記念するトークイベントです。能登の被災の現在地を知ることから出発し、輪島・珠洲における再生の具体的な取り組み、そして出来事の記憶とどう向き合い、新たな意味を生み出そうとしているかを、研究者、工芸作家、現代美術家、キュレーターがそれぞれの視点から語り合います。

▶お申し込みはこちら：[https://peatix.com/event/5211346](https://peatix.com/event/5211346)

## なぜ、京都・仁和寺なのか

京都もまた、寺社仏閣という「祈りの場」と、職人の「手仕事」が互いに支え合うことで、独自の分業と技術の継承を守ってきた歴史と文化の地です。本イベントの会場である仁和寺は、仁和4年（888）の創建以来、応仁の乱による伽藍の焼失、正保3年（1646）の再建、そして1994年のユネスコ世界文化遺産登録と、大きな喪失と再興を幾度も経験してきました。

能登の危機を、遠くの被災地の出来事としてのみ捉えるのではなく、喪失と再興を超えてきた京都、そして仁和寺という「祈りの場」に据えることで、私たち自身の地域社会・文化継承の課題として捉え直す。それが、本イベントを能登から離れた京都で開催する理由です。

## 能登の工芸が置かれている、いまの現状

2023年5月の奥能登地震、そして2024年1月の能登半島地震により、珠洲焼・輪島塗をはじめとする能登の工芸は、工房や窯、道具など、長年かけて築かれてきた制作基盤に大きな被害を受けました。珠洲焼は、地域にあった22基の窯すべてが被災し、資料館や作品展示・販売拠点も失われています。

事業を営むための建物などの復旧は公的な支援の対象となった一方で、失われた原材料や、現代では再び作ることもなおすこともできない希少な道具や、地域で培われてきた技術・知恵・記憶を次の世代へ引き継いでいくための土壌は、いまも十分に回復しているとは言えません。本展のキュレーションを担当する山本浩貴も、能登を訪れるなかで「まだまだ復興が進んでいない場所がある」という現実に直面したと振り返っています。震災から時間が経つほど、社会の関心は薄れていきがちです。しかし、能登の工芸と、そこで生きる人々の暮らしの再建は、いまも道半ばです。だからこそ、いま改めてこの現状を伝える場をつくりたいと考えました。

WHYNOT.TOKYOを主宰する高屋永遠自身も、能登半島地震以降、珠洲市と輪島市に通い、現地の作家や工房との対話を重ねてきました。WHYNOT.TOKYOは、そうした対話を起点に、助成申請や再建計画への伴走、作品の発表・販売機会づくりを通じて、作り手の制作と暮らしの再建に寄り添ってきました。今回のトークイベントは、その活動の延長として、研究者や作り手自身の言葉、そして現代アートという異なる視点を通じて、能登の工芸が置かれている状況と、文化を次の世代へ手渡していくことの意味を、広く共有する機会と位置づけています。

**トークイベント情報**

イベント名：祈りと手仕事のゆくえ――京都・仁和寺へと繋ぐ、能登の文化資産と復興 

日時：2026年10月24日（土）13:00～15:30（150分） 

会場：立命館大学　衣笠キャンパス　平井嘉一郎記念図書館 カンファレンスルーム

キャンパスマップ：[https://www.ritsumei.ac.jp/campusmap/kinugasa/](https://www.ritsumei.ac.jp/campusmap/kinugasa/) 

※ 当日は構内の通り抜けはできません。正門からご来場ください。

交通アクセス：[https://www.ritsumei.ac.jp/accessmap/kinugasa/](https://www.ritsumei.ac.jp/accessmap/kinugasa/) 

※駐車スペースはありません。公共交通機関をご利用ください。

参加費：無料

お申し込みURL：[https://peatix.com/event/5211346](https://peatix.com/event/5211346)

## プログラム（全4部・計150分）

**オープニング｜仁和寺展示会開催に寄せて（10分）**

－開会挨拶：漆原良（立命館大学 衣笠キャンパス地域連携室長 / 産業社会学部 教授）

**第1部｜能登の「引力」と「現在地」（50分）**

－① 作り手たちの喪失と現在地：清水武徳（珠洲焼作家）、大坪直哉（輪島漆芸技術研修所 助講師）

－② 伝統工芸の被害状況と復興活動：安嶋是晴（富山大学 芸術文化学部准教授）

**第2部｜未来へ向けた対話：再生への取り組みと現代アートとの接近（70分）**

－モデレーター：山本浩貴（文化研究者／本展キュレーション担当）

－① 輪島における再生への新しい挑戦：大坪直哉、安嶋是晴

－② 出来事からの「意味の生成」と伴走の実践：高屋永遠（現代美術家）、清水武徳

－③ 能登から仁和寺へ：「もつれ」と持続可能な回路：山本浩貴

**クロージング｜秋の仁和寺へ向けて（20分）**

－登壇者全員によるリレーメッセージ

## 開会挨拶

### 漆原良（立命館大学産業社会学部教授）

**プロフィール**

徳島大学 医学研究科生理学専攻博士課程修了（医学博士）。2008年より立命館大学産業社会学部、現在に至る。専門分野は神経生理学、運動生理学。2025年度より立命館大学衣笠キャンパス地域連携室長。

## 登壇者紹介

### 清水武徳（珠洲焼作家）

**プロフィール**

愛知県刈谷市出身。1996年立命館大学 産業社会学部　人間文化コース卒業。大学在学中の陶芸体験を機に陶芸家を志し、1997年九谷焼技術研修所卒業。九谷焼の窯元で職人として修行した後、珠洲焼の素朴な器体に感じ入り奥能登に移住。自ら積み上げた穴窯で5日をかけて行う焼成は、まさに炎との一回性の共作。山の稜線を思わせる繊細なラインと対照的な丸いフォルム、複雑な自然釉の景色の調和が魅力。2013年、世界農業遺産国際会議記念品選定。

作品：「閃」
**コメント**

日々移ろいゆく海の色に心を洗われ、山に入り、萌えるようにめまぐるしく変わる山々の生命にエネルギーをもらいながら、土と向き合っている。中でも新緑の季節が一番心躍ります。そんな自然から感じた気持ちを大切にしながら、一年に一度の窯焚きに全てを込めています。窯と土と炎の阿吽の呼吸、化学反応が起きたらいいなと薪割り、窯つくり、粘土の選定のコンビネーションを一つの作品としてとらえて祈るような気持ちで窯を焚き上げて、毎回自然に翻弄されながらまた立ち向かうという繰り返しがこの上なく楽しい。

### 大坪直哉（輪島漆芸技術研修所助講師）

**プロフィール**

石川県金沢市を拠点に活動する漆芸作家。高校在学中に出会った加賀蒔絵の硯箱に一目惚れし、漆芸を志す。金沢学院大学で前史雄氏、市島桜魚氏より蒔絵・沈金の基礎を学び、輪島漆芸技術研修所で人間国宝講師陣より髹漆・木地制作を学び、2016年に独立。木地から塗り、加飾まで一貫して手がけ、蒔絵や螺鈿などの伝統技法を生かした作品を制作している。2023年より輪島漆芸技術研修所助講師。第4回日本和文化振興プロジェクト「日本和文化グランプリ」優秀賞受賞。

作品 : 「累々たる輪」
**コメント**

輪島は、漆芸の奥深い技術と精神性を学ばせてもらった、私の原点ともいえる土地です。実際に暮らす中で、漆芸に適した風土を肌で感じ、漆芸の聖地だと実感してきました。展示作品の曲げ輪には能登ヒバを用い、下地には輪島地の粉を使用しています。輪がつながり、人と人との縁を表現した「累々たる輪」「魂の記憶」は、今の輪島にも重なる作品だと感じています。能登の素材と技術によって形づくられたその姿から、震災を越えて未来へと続いていく、能登の力強さを感じていただければ幸いです。

安嶋是晴 富山大学芸術文化学部准教授高屋永遠 現代美術家／WHYNOT.TOKYO主宰山本浩貴 文化研究者／キュレーター、実践女子大学文学部美学美術史学科准教授

### 安嶋是晴（富山大学芸術文化学部准教授）

専門は伝統産業論・地域経営論。輪島商工会議所での勤務を経て現職に就き、輪島の工芸業界の実情にも通じる。

### 高屋永遠（現代美術家／WHYNOT.TOKYO主宰）

2019年にWHYNOT.TOKYOを始動。光学現象と素材の探究を軸とした絵画を制作し、近年は能登の土や珠洲焼の灰も作品に取り入れる。

### 山本浩貴（文化研究者／キュレーター、実践女子大学文学部美学美術史学科准教授）

文化研究者・キュレーター。実践女子大学文学部准教授。本展「もつれと循環」および高屋永遠展のキュレーションを担当し、第2部ではモデレーターも務める。

## 奥能登特別展「もつれと循環」について

黒書院、高松宮記念書院では、山本浩貴のキュレーションにより、珠洲、輪島の工芸作家の作品、現代美術の作品を展示・販売します。輪島塗や珠洲焼など、土地の素材と長い歳月をかけて培われた工芸と、現代の社会や認識の変化に応答する現代美術を、歴史ある仁和寺の書院で紹介します。

「もつれ」とは、単なる混乱や混沌を指す言葉ではなく、さまざまな要素が相互に関係し合いながら成立している状態を意味します。支援する人と支援される人。都市と地域。伝統と現代。過去と未来。それらは明確に分離した二つの世界ではなく、つねに互いへと影響を与えながら、一つの現実を形づくっています。珠洲焼や輪島塗など、土地の素材と長い時間から生まれる工芸。社会や認識の変化に応答する現代美術。本展では、両者を表面的に組み合わせるのではなく、それぞれが持つ時間、技術、物質、生活のあり方を通じて、文化が受け継がれる条件を問い直します。

**【もつれと循環　出展作家｜黒書院】**

山元健司（漆芸）、中山達磨（珠洲焼）、清水武徳（珠洲焼）、宮脇まゆみ（珠洲焼）、南条嘉毅（現代美術）、竹中美幸（現代美術）、佐直麻里子（現代美術）、白濱真理子（漆芸）

**【もつれと循環　出展作家｜高松宮記念書院】**

大坪直哉（漆芸）、石村有弓（漆芸）、小野美汐（漆芸）、盛也茜（漆芸）、つかだ漆芸工房（漆芸）、中川あやこ（漆芸）、特別参加：山元清巧堂（輪島塗）、鍛治ちえみ（珠洲焼）、木澤孝則（珠洲焼）、芝雪（珠洲焼）、林春香（珠洲焼）

### 山元健司（漆芸・輪島塗）

**プロフィール**

石川県輪島市を拠点に活動する北陸の名匠と評される漆芸作家。輪島塗の制作・販売を約90年手がける老舗「山元清巧堂」の塗師屋に生まれる。「日展」にて2011年と2014年の2度にわたり特選を受賞。螺鈿（らでん）や金銀の研ぎ出し技法を駆使した、繊細かつ美しく絡み合うモダンな表現の作品で高い評価を得ている。

作品 : 「elements」
**コメント**

本作は、私が日展で初めて審査員を務めた折に制作した作品です。タイトルの「elements」は、「構成要素」を意味します。豹の斑紋と、この世界を形づくる素粒子のイメージを重ね合わせ、作品として構成しました。私事ではありますが、震災後から今日までの間に、肋骨と足のくるぶしを骨折し、それ以来、身体のバランスに不自由を感じながら制作を続けています。それでも、これからも可能な限り制作に向き合っていきたいと思っております。能登の街もまた、震災によってかつての活気を大きく失いました。復興にはまだ長い時間を要すると思いますが、これからの能登を担う次の世代の方々が、新たな歩みをつないでいってくれることを願っています。

### 中山達磨（陶芸・珠洲焼）

**プロフィール**

1952年生まれ、石川県小松市出身の陶芸家。九谷工芸高等訓練校卒業後の20代半ば、無釉の黒い焼き物「珠洲焼」に心を奪われ1978年に珠洲市へ移住。途絶えていた古陶の復興を牽引した先駆者。1981年に初の個人窯「飯塚窯」を開窯。高温の炭化焼成による灰黒色の美しさが特徴。石川県伝統工芸士、県伝統産業優秀技術者表彰など評価を重ねる。金沢駅コンコースや珠洲焼資料館の陶壁も手がけ、珠洲焼の現在を切り拓いた。人間の深い部分を掴み出すような豪快さと繊細さを併せ持ち、珠洲古窯を思わせる大壺、野に咲く花を優しく抱く花器を得意とする。

作品：「叩き文大壺」
**コメント**

「どこにおってもやる」能登半島地震は、40年以上暮らした珠洲の窯も作品も奪い去った。新天地・金沢で再び窯を築き、向き合うのはやはり「珠洲の土」だ。収縮率の高い、作りづらい土だが、だからこそ、人間の泥臭い生命力をさらけ出すような黒い輝きを放つ。住み慣れた土地を離れたからこそ、奥能登の風土が育んだ土の尊さが、いっそう愛おしく胸に迫る。どこに身を置こうとも、根底にあるのは珠洲そのもの。離れたこの場所から、珠洲の土の持つ無限の可能性を拓き続ける。

会場では、高屋永遠の作品をはじめとする現代美術の参加作家の作品のほか、珠洲、輪島の工芸作家の作品を展示・販売します。また、作品購入に加え、協賛・寄付を通じて、作り手の次の制作や技術の継承を支える機会を設けます。
**開催概要**

展覧会名：奥能登特別展「もつれと循環」 

前期：2026年10月25日（日）～10月31日（土） 

後期：2026年11月6日（金）～11月8日（日） 

休展：2026年11月1日（日）～5日（木） 

開催時間：［9:00］～［17:00］（最終入場［16:30］）＊最終日は16時閉場。

 展覧会観覧料：無料。ただし、会場への入場には仁和寺御所庭園の拝観料が必要です。（高校生以下無料） 

会場：真言宗御室派総本山　仁和寺　黒書院、高松宮記念書院 

所在地：〒616-8092　京都市右京区御室大内33 

## 展示構成・実施体制

白書院：高屋永遠個展「高みへと降下する」／ゲスト 中山達磨 

黒書院、高松宮記念書院：奥能登の伝統工芸と現代美術グループ展「もつれと循環」 

両展キュレーション：山本浩貴 

主催：株式会社宙と土 

会場協力：真言宗御室派総本山 仁和寺 

企画・運営：WHYNOT.TOKYO 

助成：公益財団法人 小笠原敏晶記念財団『令和6年能登半島地震 第4次緊急助成（現代美術・伝統工芸分野）』 

広報協力：前田遼介（株式会社企画と編集社） 

真言宗御室派総本山 仁和寺立命館大学公益財団法人 小笠原敏晶記念財団

## 高屋永遠とWHYNOT.TOKYOについて

WHYNOT.TOKYOは、現代美術家・高屋永遠が2019年に始動し、株式会社宙と土が運営するアートプロジェクトです。展覧会や文化支援プロジェクトの企画・実践を行っています。コロナ禍では、予約制展覧会の開催や助成申請支援を通じて、社会状況が変化するなかでも「作品が生まれ続ける環境」を守ってきました。2023年以降は、アート、クラフト、テクノロジー、地域文化へと活動領域を広げています。

そのなかで、2023年5月の奥能登地震と2024年1月の能登半島地震以降は、珠洲焼作家や工房との対話を起点に、助成申請や再建計画に伴走し、作品の発表・販売機会をつくることで、作家の制作と暮らしに寄り添ってきました。

こうした活動は、失われた設備の復旧にとどまりません。公的支援だけでは対応しにくい課題にも継続的に関わり、震災以前から地域で培われてきた技術、知恵、記憶、人と人とのつながりを、生きた文化として次世代へ手渡すことを目指しています。

WHYNOT.TOKYOは、創作を支える人、資金、技術、場をつなぎ、作品の発表が次の制作へと続く「創造の循環」を育てています。

## お問い合わせ

**報道関係者からのお問い合わせ先**

株式会社宙と土／WHYNOT.TOKYO　仁和寺展広報

担当：高屋典子　E-mail：n.takaya@whynot.tokyo

**取材可能です。登壇者への個別インタビューのご相談も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。事前にご連絡いただければ取材時間等調整いたします。**

**一般来場者からのお問い合わせ**

WHYNOT.TOKYO

E-mail：［info@whynot.tokyo］／公式ウェブサイト：［[https://whynot.tokyo/](https://whynot.tokyo/)］

本記事は、株式会社宙と土が2026年10月7日にPR TIMESで発表したプレスリリースを原文のまま掲載しています。
元のリリース：[仁和寺での展覧会開幕にあわせて、能登の被災の現状と工芸再生を語るトークイベント「祈りと手仕事のゆくえ」を立命館大学で開催](https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000029.000053832.html)
