株式会社河鶴、東京ミッドタウン八重洲に新支店開設
東京支店の役割と戦略
河鶴は以前にも東京支店を設けていたが、一時閉鎖後も営業担当者を配置し、関東エリアでの取引を継続していた。近年、関東エリアでの取引が拡大し、顧客との接点が増加したことを受け、より機動的な営業活動と市場の声を事業に反映させるため、東京支店の再開設を決定したと発表した。
河島伸浩社長にとって東京は、会社を引き継いだ後に営業活動に注力し、業績回復と事業拡大につながった思い入れの深い市場だという。今回の再開設は、その経験を新たな段階へ進め、次の成長に向けた基盤を築く取り組みと位置づけられている。
新東京支店は、単なる営業拠点ではなく、消費者や取引先のニーズ、市場の変化を迅速に捉える「情報拠点」としての役割も担う。収集された情報は和歌山本社と速やかに共有され、商品開発や営業戦略に反映されることで、変化する市場に柔軟に対応できる体制を整える方針が示されている。
東京支店概要
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名称: 株式会社河鶴 東京支店
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開設日: 2026年9月1日
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所在地: 〒104-0028 東京都中央区八重洲2丁目2番1号 東京ミッドタウン八重洲7階 ワークスタイリング内
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管轄エリア: 首都圏を中心とする東日本全域(中部エリアを含む)
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主な役割: 既存取引先との関係強化、新規顧客の開拓、市場動向・顧客ニーズの収集、和歌山本社との情報連携

事業拡大と新商品開発
河鶴は2025年に創業50周年を迎えるにあたり、梅干し・漬物を中心とした事業から、菓子や加工食品を含む総合食品メーカーへと事業領域を広げている。自社製造に加え、原料輸入や完成品輸入までを自社で管理する「メーカー×商社」の機能を活用し、商品開発から調達、品質管理、販売までを一体で提案できる体制構築を進めていると述べている。
商品開発の一例として、ハナマルキ株式会社の「酵母発酵液体塩こうじ」を使用した「まろ塩こうじ梅」が挙げられる。この商品は21日間の長期熟成により、梅干しの酸味と塩味がまろやかに整えられており、2026年3月1日から全国で販売されている。「漬物グランプリ2026」で金賞を受賞したと発表された。

販路開拓においては、2026年2月に国内最大級の食品流通展示会「スーパーマーケット・トレードショー2026」へ初出展した。定番商品や新商品の紹介に加え、小売、業務用、PB・OEM、売場づくりまでを含む提案を行い、全国の流通事業者やバイヤーとの接点を拡大した。東京支店は、これらの商談を継続的な取引へつなげ、新たな商品や売場提案を生み出す拠点としても機能する。

人材戦略と今後の展望
事業拡大を支える組織基盤の強化に向けて、河鶴は人材募集にも取り組んでいる。経営戦略、物流、ブランディング、商品開発、管理部門など、複数の領域で専門性や経験を持つ人材との出会いを広げ、既存の枠にとらわれない商品・事業づくりを推進するとしている。東京支店の再開設は、販路拡大だけでなく、新しい人材やパートナーとの出会いを広げ、会社全体の成長力を高める機会につながると考えられている。
河島社長は、「東京は、私にとって、会社の再起と成長への道を切り開いた思い入れの深い市場です。今回の東京支店再開設は、原点に立ち返ると同時に、次の成長へ踏み出す挑戦です。お客様と近い距離で向き合う営業拠点、市場の変化を捉える情報拠点として育ててまいります」とコメントしている。和歌山本社と東京支店が連携し、地域に根差したものづくりの価値を全国へ届けていく方針が示された。
株式会社河鶴の会社概要は以下の通りである。
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創業: 1975年
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代表取締役会長兼社長: 河島伸浩
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本社: 和歌山県和歌山市湊1720
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グループ売上: 約70億円
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社員・スタッフ数: 約80人
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公式サイト: https://kawaturu.jp/
確認しておきたい点
東京支店開設による具体的な事業数値目標の詳細や、今後の新商品ラインナップについては、発表段階では明示されていない。





